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武蔵野稲門会は武蔵野市を中心とした早稲田大学OB・OGの交流の場です



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(内容について武蔵野稲門会がコミットするものではありません)


岩波現代文庫・尾崎士郎著『早稲田大学』が、2015/1/16発刊されました

尾崎士郎(おざき しろう) 
1898-1964年。小説家.愛知県幡豆郡(現西尾市)生まれ.早稲田大学政治科中退,大逆事件真相解明のため売文社に拠る.高畠素之を追って国家社会主義に身を投じる.1921年に『獄中より』で,小説家として独立する.1933年から「都新聞」に早大生青成瓢吉の人生遍歴を描いた『人生劇場』を連載,大ベストセラーとなり、代表作の長編小説になる.他に『石田三成』『真田幸村』『篝火』『天皇機関説』など。

『早稲田大学』については、会員の鈴木康之さんが発刊に携わられました。
2月8日(日)の新年会では、割引価格で頒布されるとの事ですので、購入希望の方は是非どうぞ。

1985年政経学部卒の鈴木康之です。この度は、岩波現代文庫『早稲田大学』(尾崎士郎著)をご紹介させていただき、ご厚意感謝申し上げます。

私は、入社して30年になります。仕事柄、卒業後も、早稲田大学にはよく行きます(在学時代よりも多いぐらい?)。校舎、キャンパスも、私の在学時代とはすっかり変わりました。高層ビルディングの林立するハイカラな雰囲気で一杯です。建物だけでなく、学生も随分変わったなと思います。
学生時代に読んだ尾崎士郎が、数年前からなぜか気になり読み返しました。
長編『人生劇場』は代表作ですが、小著『早稲田大学』も、尾崎が母校、大隈侯、若者達への思いをストレートに語った名著です。小説としても、大変楽しく読めます。
早稲田精神を体現した文豪尾崎士郎は、もっと読まれるべきだと痛感しました。
本書の文庫化を実現させたいと考えるようになった次第です。

巻末に、建学の祖・小野梓による開校式での演説「祝東京専門学校之開校」を併載しました。これは30歳の小野梓が、大隈侯に変り(政府から敵視されていた大隈侯は、学校のために開校式出席を見合わせました)、熱誠血を吐くが如き演説をしました。この演説の現場での筆記録が、早稲田大学図書館に所蔵されています。今回、初めて翻字しました。小野が訴えた建学の理念、理想が、ひしひしと伝わってきます。

カバーの装丁として、土門拳撮影の写真を入れることが出来ました。土門が撮った1937年卒の政治経済学部の卒業アルバムからです。当時23歳として御存命の方は、101歳になります。若くして戦没された方もいるかと思います。これから社会に出る学生達の希望と闘志を胸に秘めた一人一人の顔を見ていると、いろいろな思いに駆られます。

是非、『早稲田大学』を読んで下さい。そして皆様の感想をお聞かせください。
どうかよろしくお願い申し上げます。


岩波書店の本書紹介へのリンクはこちらから

(MORE INFO)には、より詳しい内容紹介もあります。

◆山下 倫一さんが写真集『この眼でエベレストを見たい 世界最高峰を見る一人旅』を出版 2014年3月


発行元:遊人工房(電話 03-5791-4391)   http://yujinkb.web.fc2.com/book/sekai.html

価格:2500円+税
サイズ:180×170(mm) 
ISBN:978-4-903434-67-4



◆『ALBA』631号に渡辺一正さんの写真入り記事が掲載


 ゴルフ雑誌『ALBA』631号を見ていたら、渡辺一正さんの写真入り記事が目に飛び込んできてびっくりしました。
記事を見てまた驚きました。すばらしいことだと思います。